カッティングと自傷の理解
自傷行為は、ひどい悩みと感情的な痛みに対処する方法であり、その現れであります。
自傷をしていない人からみると、
自分の体を傷つけることで安らぎを得るということは、矛盾しているように思えるでしょう。
ですが実際、自傷をしているあなたには自傷をする以外に選択肢がないように感じます。
悲しみや自己嫌悪、空虚感、罪責感、怒りなどの感情に
どうやって対処するのかを教えてくれる唯一の手段に自傷はなっていきます。
問題は、自傷行為から生まれる安堵感が、長くは決して続かないことです。
それは、傷口に縫合が絶対に必要な時であるのに、バンドエイドをつけてしまうようなものです。
一時的に出血は止まったとしても、隠された傷は治りません。
そして、そのことは、さらに自傷自身がはらむ問題を生み出してしまいます。
もし、あなたが多くの自傷行為者と同じような立場であるなら、
自傷をしていることを秘密にしようと試みるでしょう。
おそらく、あなたは良心の呵責を感じたり、誰にも理解されないと考えてしまうかもしれません。
しかし、あなたが自傷行為者であること、自分が感じていることを隠し続けることは、
とても大きな重荷になります。
最終的に、
その秘密や後ろめたい気持ちはあなたの家族や友人関係、
さらには、自分自身の自己評価にも影響を及ぼしてしまいます。
それは、ますます孤独感や自己否定感、閉塞感という感情を
あなた自身に与えてしまうかもしれません。
上記で、自傷行為に関して、以下のように語られています。
傷口に縫合が絶対に必要な時であるのに、バンドエイドをつけてしまうようなものです。
一時的に出血は止まったとしても、隠された傷は治りません。
私には、自傷が自殺関連行動（アディクションとしての自傷行為）であるか否かについては分かりません。
それでも、自傷が、苦しみへの対処法であり、苦しみから逃れようと、生きようとする試みだと思います。
私には、あなたの自傷の苦しみに与ることができなくても、
あなたを苦しめる何らかの背景に関わることはできるのかもしれない。
そう、私は考えています。
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