自傷行為と理解
助けとなる第三のステップ：新しい対処法を見つけること
自傷は、感情や困難な状況に対処するための方法です。
だから、もしあなたが自傷をやめたいと思ったなら、
それに変わる対処法が必要となります。
カッティングや自分を傷つけたいと思ったときに、
状況を整えて（準備万端にしてから）、
自傷ではない方法で感情や困難な状況に対処することができるようになります。
もし、痛みや激しい感情を表すために傷つけるなら
・絵を描いたり、白い紙の上に、赤いインクや赤い絵の具で走り書いてみる
・日記に自分の感情や思いを書いてみる
・自分が感じていることを歌や詩によって表してみる
・紙に否定的感情（負の感情、自己否定感）を書きとめて、それをびりっとやぶる
・あなたの感じていることを表現している音楽を聴く
平静さや落ち着きを得るために切るのなら
・お風呂やシャワーに入る
・犬や猫などを抱っこしたり、なでてみる
・温かい毛布やブランケットで体に包んでみる
・足や手、首などをもんでみる
・気持ちを鎮めてくれる音楽を聴いてみる
自分がばらばらに感じたり、無感覚になるために切るなら
・友達に電話する（自傷について話す必要はありません）
・冷たいシャワーをあびる
・氷を腕や足の指で持つ
・唐辛子やペパーミント、グレープフルーツの皮などを強烈な味がするものをかんで味わう
・ネットにある、セルフヘルプネットグループの掲示板や、チャットルームなどにアクセスしてみる
緊張を和らげたり、怒りを発散するために傷つけるなら
・走ったり、踊ったり、縄跳び、やサンドバックを殴ってみるなど、精力的に運動する
・クッションや敷き布団など叩いたり、まくらを口に当てて叫んでみる
・ストレスボールを握り締めたり、プレードウなどのおもちゃの粘土をつぶしてみたりする
・紙のシートや雑誌などを引き裂いてみる
・騒いでみる（楽器を鳴らしたり、鍋などを叩きます）
カッティングをする感覚の代わりのもの
・普段自傷をするところの部位に赤いペンをつかってなぞってみる
・普段自傷をするところの皮膚に、氷をこすってみる
・ゴムバンドを手首や腕、足に巻いて、体をぶったり、切る代わりにそのゴムバンドを切る
これらの代替法が有効か否かはわかりません。
これは、「情報」にすぎず、
実際の治療には、もっと有効な方法を医療関係者から提示されると思います。
ですが、上記で述べられていることを実施することが、
自傷をやめたいという方々の助けとなるのであれば、幸いです。
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