カッティングと自傷
圧倒的な感情の渦に直面した時に、自分自身を傷つけたことがあなたにはありますか？
もし、その経験があるのなら、あなたは独りぼっちじゃない。
多くの人にとって自傷は、問題に対処するための手段です。
自傷は、あなたの言葉にならない感情を表してくれ、
苦しい生活からあなたを引き離し、感情的な痛みから解放してくれます。
その後、あなたは、ほんのしばらくの間、気分が良くなります。
でも、耐え切れないような感情が、またやってきて、あなたは自分に痛みを与えることで、
安心を得たいという思いに駆られることになります。
自傷行為は、アディクションのようなものです。あなたは自傷をやめたいと思う。
でも、どうやってやめればいいのかわからない。
もしくは、自分が心から休めることができるのは自傷をしたときだけだから、
やめることなどできないと思っているかもしれない。
もし、あなたがそう感じているとしても、これだけは知ってほしい。
あなたは、自分を傷つけることなく、気分がよくなったり、安心することができるし、
自傷に頼らずに生きていけるということを。
もし自傷行為をやめたいと思うのなら、手伝います。
あなたの人生にどんなことが起ころうとも、
あなたは自傷行為に対処するだけでなく、それを克服することができると信じて。
これはCutting and Self-Harmの冒頭部分を翻訳したものです。
自傷が持つ効果を指摘し、それが自傷者にとっていかに必要であるかを語りつつも、
それがアディクション（嗜癖化）の過程をたどり、
自分ではコントロールできなくなってしまう危険を述べています。
しかし、
あなたは、自分を傷つけることなく、気分がよくなったり、安心することができるし、
自傷に頼らずに生きていけるということを。
という言葉は、自傷行為に悩んでいる人に希望を与えてくれるのはないでしょうか。
私自身は不甲斐ないことに、直接相談にのったり、カウンセリングをすることはできないと思います。
管理人にはその資格もありませんし、力量不足です。
ですが、日本にも、自傷に悩んでいる人や心に苦しみを抱えている人の力になりたい
と考えている人は多くいます。
（その人たちの情報はこちらから→相談を受け付けている機関）
相談することが難しくても、
この国にも、自傷をやめたいと思っている人を助けようとしている人がいることを
どうか覚えておいてほしいと思います。