自傷行為と理解

どうしてカッティングや自傷が助けとなるのか？

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自傷が人の助けとなる
―それさえなければ、自傷なんてしない―
ということに気づくのは大切です。


カッティングや自傷の方法のいくつかは助けとなります。
それは以下のようなものが含まれます。

・言葉にできない感情を表すことができる

・感じている緊張や痛みから解放される

・感情をコントロールするのに役立つ

・圧倒的な感情と困難な生活環境から気をそらしてくれる

・自分を罰したいという思いや罪の意識を取り除いてくれる

・生きている実感が得れる。もしくは、空虚感の代わりとなる感情を感じることができる



○あなた自身の言葉で表現してみる
・私の人生のなかで、自傷以外のものは何もコントロールすることができないため、自傷は、私の体をコントロールしてくれるのです。

・私はいつも、体のなかにブラックホールがあるかのような気持ちになります。少なくとも、痛みを感じることは、何にも感じないことよりも良いのです。

・私は切った後に、心配が消えていき、ホッと気持ちが落ち着きます。感情の痛みがゆっくり肉体的な痛みへと変わっていくのです。


なぜ自傷をするのかを深く知ることで自傷を止める方法を学ぶことができ、
自傷との闘いに向けたあなたをサポートとする手段を知ることができます。



上記で、自傷に関する有益な機能について指摘され、
そのことを自分の言葉で表現してみることがすすめられています。

そこから、自傷をしている人にとって、生まれて来る疑問は、




というものだと思います。

この問いかけに対して、Cutting and Self-Harmは以下のように応えてくれています。


自傷が助けとなるなら、どうしてやめなきゃいけないのか？


・自傷行為やカッティングはあなたに一時的な安心を与えてくれます。しかし、それは大きな犠牲を払います。長い目でみれば、自傷が解決してくれるものよりも、より大きな問題を引きおこしてしまいます。


・自傷で得られる安心感は、短い効果で、すぐに、後ろめたさや罪の意識という別の感情が付随してきます。一方で、自傷は、気分が良くなるもっと効果的な方法を学ぶことからあなたを遠ざけてしまいます。


・友達や家族に自傷を隠して続けることは辛く、孤独なものです。


・たとえ、あなたが意図していなかったとしても、あなたは自分自身のことをひどく傷つけてしまうかもしれません。傷の深さやその程度を見誤って判断しやすくなり、ついには感染症を引き起こす可能性もあります。


・もし、感情的な痛みに対処する他の方法を学ぼうとしないならば、そのことはあなたに将来的により大きなリスクを負わせることになります。それは、うつ病、ドラックやアルコールなどの依存症、そして、自殺といった大きな問題です。


・自傷行為は、アディクション（嗜癖化）になりがちです。それは、最初は、欲求や感情をコントロールしたいという気持ちで始まっていたものが、カッティングや自傷したいという気持ちがあなた自身を支配下に置くことを意味しています。それは、しばしば止めることなどできない強迫的なふるまいに変わっていくことになります。


要するに、自傷やカッティングは、
最初の段階であなたを自傷させるように仕向けていた問題を解決するのに役立つことはないのです。





つまり、自傷は、あなたを切らせている背景の苦しみを解決する手段ではないということです。

このCutting and Self-Harmというサイトは、
苦しみや感情的な痛みに対処するための手段として自傷を位置づけています。

どうして切るのか？なぜ傷つけるのか？

そういった問いかけに対して、それぞれの答えがあって、当然だと思います。

それでも、あなたがどうして自分を傷つけてしまうのかについて、
自分自身で模索することは、あなたにしかできない仕事だと思います。

Cutting and Self-Harmや私のサイトで書かれていることは、
自傷者であるあなた自身によく当てはまるかもしれませんし、そうでないかもしれません。

ですが、当てはまっても、当てはまらなくても、いいのです。

専門家や他の当事者の方や主張すること、
あるいは、このサイトの管理人である市川が述べていることは

あなたにとって、他の誰かが言っているだけのことに過ぎません。

あなたの体験、そしてそこから考えだした答え、自分自身の言葉で表されたものが、
あなたにとっての「自傷行為」だと思います。

もちろん、それは他の誰かの主張とぶつかるかもしれません。
ですが、あなたが導き出した答えならば、それを大事にしてほしいのです。

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